概要

奥州藤原初代・清衡が建立した中尊寺金色堂。堂内外を金箔で覆い、螺鈿・蒔絵・象牙で装飾した極楽浄土の現世的表現。藤原三代(清衡・基衡・秀衡)のミイラが安置される。堂は覆堂に守られ現存する。国宝。

歴史的背景

清衡は前九年・後三年合戦の悲惨な戦いを経験し、戦没者の霊を弔い仏国土を実現するため、中尊寺を大造営した。奥州の豊富な金産出が建設を支えた。

地形・地理的特徴

北上川と衣川の合流点付近の丘陵上。関山の山腹に伽藍が展開。奥州の金・馬・鷹などの特産物と北方交易の富が平泉文化を支えた。

歴史的重要性

平安末期の地方文化の最高到達点。京都の文化に匹敵する独自の仏教文化圏を形成した。2011年にユネスコ世界文化遺産に登録。マルコ・ポーロの「黄金の国ジパング」の原型とも言われる。

参考文献

  • 中尊寺
  • 『吾妻鏡』