概要
縄文後期から晩期にかけて形成された貝塚。1877年にエドワード・モースが発見し、日本初の学術的発掘調査が行われた。ハマグリ、アサリなどの貝殻層と共に土器・骨角器が出土し、日本考古学の出発点となった。
歴史的背景
縄文時代後期には東京湾沿岸に多数の貝塚が形成されていた。海産資源への依存度が高く、沿岸部の縄文人の生業パターンを反映している。
地形・地理的特徴
武蔵野台地の東縁、東京湾に面した段丘崖の下に位置。当時は現在より海岸線が内陸にあり、貝類の採取に適した干潟が広がっていた。台地上の集落から海岸へのアクセスが容易な立地。
歴史的重要性
1877年のモースによる発掘は日本考古学の始まりとされる。縄文土器(cord marked pottery)の命名もここから生まれ、日本の先史時代研究に決定的な影響を与えた。国の史跡。
参考文献
- モース『大森貝塚』
- 東京都教育委員会