概要

北宋の畢昇が膠泥(粘土)を用いた活字を発明。沈括の『夢渓筆談』に詳細な記録が残る。個々の文字を粘土で作り、鉄板の上に配列して印刷する方式で、木版印刷に比べ再利用が可能だった。

歴史的背景

中国では唐代から木版印刷が普及していたが、版木の制作に時間がかかる欠点があった。宋代の出版ブームの中で効率的な印刷技術が求められた。

地形・地理的特徴

開封は北宋の首都として出版・文化活動の中心地。大運河による物資輸送と科挙制度の拡充が書籍需要を飛躍的に高めた。

歴史的重要性

世界初の活版印刷技術。グーテンベルクに約400年先行する。ただし漢字の膨大な字数のため普及には限界があり、実用的には木版印刷が主流であり続けた。四大発明の一つ。

参考文献

  • 『夢渓筆談』沈括
  • 『宋史』