概要
タングート族の李元昊が皇帝を称し西夏を建国。独自の西夏文字を創製し、仏教を国教として独自の文化を発展させた。宋・遼・金と並立し、1227年にモンゴルのチンギス・カンに滅ぼされた。
歴史的背景
タングート族は唐代から河西地方に勢力を持ち、宋の建国後に独立を宣言。宋は軍事的に西夏を制圧できず、歳賜(贈り物)を送って和平を維持した。
地形・地理的特徴
西夏は黄河上流域の河西回廊と寧夏平原を支配。賀蘭山脈が東方の防壁となり、黄河の灌漑で農業も可能。シルクロードの要衝を押さえて東西交易の利益を得た。
歴史的重要性
宋・遼と並ぶ三国鼎立の一角。西夏文字は独自の表意文字体系として言語学的に貴重。モンゴルによる徹底的破壊で文明がほぼ消滅し「謎の王国」と呼ばれる。
参考文献
- 『宋史』夏国伝
- 西夏文書