概要

北宋政府が四川で民間発行の交子(手形)を公的紙幣として制度化。世界初の政府発行紙幣。当初は兌換紙幣として銅銭との交換を保証していたが、次第に過剰発行によりインフレーションを引き起こした。

歴史的背景

四川では鉄銭が使用されていたが重量があり不便だった。成都の商人16人が共同で交子舗を設立し、預金証書としての交子を発行。その利便性から急速に普及した。

地形・地理的特徴

四川は山々に囲まれた盆地で、鉄銭が流通していたため重量が大きく不便だった。商業の発達した成都で民間が交子を発行し、後に政府が管理を引き継いだ。

歴史的重要性

世界金融史上の画期的革新。ヨーロッパの紙幣発行に約600年先行する。紙幣の過剰発行によるインフレの教訓も後世に重要な示唆を与えた。

参考文献

  • 『宋史』食貨志
  • 『東京夢華録』