概要

ラージャラージャ1世とラージェーンドラ1世の下で最盛期を迎えた南インドの海洋帝国。スリランカを征服し、シュリーヴィジャヤ王国(スマトラ)へ遠征(1025年)を行い、ベンガル湾の海上交易を支配した。タンジャーヴールのブリハディーシュヴァラ寺院を建設。高度な灌漑システムと効率的な地方行政で知られる。

歴史的背景

パッラヴァ朝衰退後の南インドで台頭。中国の宋朝との外交関係を持ち、東南アジアの交易ネットワークに深く関与した。タミル商人ギルド(アイヌールルヴァル等)が帝国の経済力を支えた。

地形・地理的特徴

コロマンデル海岸のカーヴェーリ川デルタ地帯。肥沃な稲作地帯が経済基盤を提供し、長い海岸線と良港がインド洋交易を支えた。タンジャーヴールを首都とし、ベンガル湾を挟んで東南アジアとの海上ルートを支配。

歴史的重要性

古代インドにおける最も成功した海洋帝国であり、東南アジアのインド化に決定的な役割を果たした。チョーラの文化的影響はカンボジア、タイ、インドネシアに及び、現在の東南アジアの文化的基層を形成。ドラヴィダ建築の最高傑作を残した。

参考文献

  • K.A. Nilakanta Sastri, The Cholas, 1935
  • Hermann Kulke & Dietmar Rothermund, A History of India, 2004