概要
後周の殿前都点検・趙匡胤が北征中に陳橋で部下に擁立されて即位。黄袍を着せられる形で帝位を受け、後周から禅譲を受けて宋を建国した。その後「杯酒釈兵権」で武臣から兵権を穏便に回収。
歴史的背景
五代の武人政権が頻繁な王朝交代を繰り返す中、趙匡胤は軍事クーデターで即位。しかし同じ轍を踏まぬよう、文治主義への転換を図った。
地形・地理的特徴
陳橋は開封の北東に位置する駅站。開封は黄河南岸の平野に立地し、大運河の結節点として華北の経済的中心だった。防御には不向きだが物流に優れた立地を首都に選んだ。
歴史的重要性
約300年続く宋王朝の始まり。文治主義への転換は中国社会の構造的変化をもたらし、士大夫(文人官僚)が政治の中心となる新時代を開いた。科挙社会の本格的開始。
参考文献
- 『宋史』太祖紀
- 『資治通鑑』