概要
ウェセックス王アルフレッド大王がエディントンの戦いでデーン人の王グスルムを決定的に撃破。ウェドモアの和約によりグスルムはキリスト教に改宗し、イングランドはウェセックス支配の南部とデーンロウ(デーン人支配地域)に分割された。アルフレッドはバー制度(防衛拠点網)を整備した。
歴史的背景
865年に「大異教徒軍」がイングランドに侵入し、ノーサンブリア、マーシア、イースト・アングリアの三王国を征服。ウェセックスだけが唯一のアングロ・サクソン独立王国として残った。878年1月にデーン人の奇襲を受け、アルフレッドは一時沼地に逃れた。
地形・地理的特徴
ウェセックス王国はイングランド南部に位置し、テムズ川以南の丘陵・森林地帯が自然の防御線を形成していた。エディントンの戦いの戦場はウィルトシャーの丘陵地帯で、アルフレッドはサマセットの沼沢地帯(アセルニー)に潜伏してゲリラ戦を展開した。
歴史的重要性
イングランド統一への道を開いた転換点。アルフレッドの教育・文化改革(ラテン語文献の古英語翻訳、年代記の編纂、学校設立)はアングロ・サクソン文化のルネサンスをもたらした。イングランド唯一の「大王」と称される。
参考文献
- アッセル『アルフレッド王の生涯』
- 『アングロサクソン年代記』