概要
塩の密売人出身の黄巣が率いた大規模農民反乱。880年に長安を攻略し大斉を建国したが、884年に唐軍と沙陀族・李克用の連合軍に敗れた。乱後も唐は名目的に存続したが907年に朱全忠により滅亡。
歴史的背景
安史の乱以降の藩鎮割拠、塩専売制度への不満、旱魃・蝗害による飢饉が重なり、華北の農民が蜂起。王仙芝の反乱を引き継いだ黄巣が勢力を拡大した。
地形・地理的特徴
黄巣軍は山東から嶺南(広州)を経て北上し長安を攻略。中国全土を縦断する大規模な移動戦を展開。唐軍は各地の藩鎮に依存して鎮圧したが、これが藩鎮の独立化を加速した。
歴史的重要性
唐朝の実質的崩壊を招き、五代十国時代への移行を決定づけた。長安は永久に首都としての地位を失った。門閥貴族制度も最終的に崩壊し、科挙官僚制への移行が完成。
参考文献
- 『旧唐書』黄巣伝
- 『資治通鑑』