概要

唐の武宗が大規模な仏教弾圧を断行。全国の寺院4600余りを破壊し、僧尼26万人を還俗させた。寺院の所有する田地・奴婢・財宝を没収。「三武一宗の法難」の中で最大規模の廃仏。

歴史的背景

安史の乱以降の財政難の中で、免税特権を持つ仏教寺院の富が問題視された。武宗は道教の道士・趙帰真の影響で道教を信奉し、仏教を「胡教」(外来宗教)として排斥。

地形・地理的特徴

長安には仏教寺院が数千に達し、国家財政を圧迫していた。武宗は道教を信奉し、仏教の経済的勢力の抑制を図った。

歴史的重要性

中国仏教の大きな転換点。以後、中国仏教は禅宗・浄土宗を中心に庶民化の道を歩む。経典仏教から実践仏教への移行を加速させた。

参考文献

  • 『旧唐書』武宗紀
  • 『仏祖統紀』