概要

青銅製の打楽器アンサンブル。メタロフォン(鍵盤打楽器)、ゴング、太鼓などで構成され、数十人の奏者による重層的な音響を生み出す。ジャワ・ガムランとバリ・ガムランは異なるスタイルを持つ。ドビュッシーが1889年のパリ万博でガムランに触れ、印象派音楽に大きな影響を受けた。

歴史的背景

ボロブドゥールの浮彫に楽器演奏の場面が描かれており、少なくとも9世紀にはガムランの原型が存在していたとされる。王宮の儀式、ワヤン上演、宗教儀礼に不可欠な音楽として発展。各王宮が独自のガムラン・セットを所有する。

地形・地理的特徴

ジャワとバリの王宮がガムランの発展の中心。ジャワのガムランは宮廷文化の中で洗練された優雅な様式に発展し、バリのガムランはヒンドゥー教の儀礼と結びついた活力あるスタイルを維持している。

歴史的重要性

世界音楽の中でも独自の位置を占める。ペンタトニック(5音音階)のスレンドロとペログの二つの音階体系を持つ。ドビュッシー、ジョン・ケージ、ミニマル音楽の作曲家など、西洋音楽への影響は計り知れない。

参考文献

  • ガムラン研究文献
  • 民族音楽学研究