概要

聖武天皇の崩御後、光明皇后が天皇遺愛の品約600点を東大寺大仏に献納。ペルシア・唐・新羅・東南アジアなどの工芸品を含み、8世紀の国際文化交流を物語る。螺鈿紫檀五絃琵琶、漆胡瓶、鳥毛立女屏風などが代表的宝物。

歴史的背景

聖武天皇は東大寺大仏造立に象徴される天平文化の推進者であり、シルクロードを通じて各国の文物を収集した。光明皇后は天皇の冥福を祈り、遺品を寺に献納した。

地形・地理的特徴

東大寺の北西に位置する校倉造の倉庫群。高床式構造と檜の校木が内部の温湿度を調整し、1200年以上にわたる宝物の保存を可能にした。

歴史的重要性

8世紀の東西文化交流を伝える世界的に唯一無二のコレクション。シルクロードの終着点としての日本の姿を示す。毎年秋の正倉院展は奈良国立博物館の最大行事として今日まで続く。

参考文献

  • 宮内庁正倉院事務所
  • 『東大寺献物帳』