概要

ソニンケ族が建設した西アフリカ最初の大帝国(現在のモーリタニア南東部〜マリ西部)。トランスサハラ交易における金と塩の仲介で莫大な富を蓄積。王は「黄金の王」と呼ばれ、アラブの旅行家アル・バクリーは帝国の壮麗さを詳細に記録した。金の輸出を独占的に管理する税制が国力の源泉。

歴史的背景

サハラ以南で産出される金と、サハラの塩鉱山の塩との交易が帝国の経済基盤。ラクダの導入(3世紀頃)がトランスサハラ交易を活性化させ、ガーナは南北交易の仲介者として台頭した。

地形・地理的特徴

サハラ砂漠の南縁、サヘル地帯に位置する。砂漠と湿潤なサバンナの移行帯は、サハラからの塩とワンガラの金の交易路が交差する地点であった。ガーナの首都クンビ・サレーは「二つの都市」(王の都市と商人のイスラム都市)からなっていた。

歴史的重要性

サブサハラアフリカにおける最初の大帝国として、以後のマリ帝国、ソンガイ帝国の先駆をなした。トランスサハラ交易の経済的重要性を示し、アフリカがグローバルな交易ネットワークに参加していた証拠。現在のガーナ共和国はこの帝国にちなんで命名された。

参考文献

  • Levtzion, N., 'Ancient Ghana and Mali'
  • Conrad, D.C., 'Empires of Medieval West Africa'