概要
新たに開墾した土地の永久私有を認める法令。723年の三世一身法(3代限りの私有)を発展させ、開墾意欲をさらに高めるために永久私有化を認めた。貴族・寺社による大規模開墾が活発化し、荘園制の発展を促した。
歴史的背景
律令制の基盤である班田収授法は、人口増加と耕地不足により行き詰まっていた。三世一身法では開墾意欲が十分に高まらず、より強力な開墾奨励策が必要とされた。
地形・地理的特徴
全国の農地に適用される法令。律令制下の口分田だけでは増加する人口を養えず、未開墾地の開発を奨励する必要があった。特に畿内周辺の荘園開発が促進された。
歴史的重要性
律令制の公地公民原則を実質的に転換させた画期的法令。貴族・寺社の荘園形成を加速させ、中世的土地所有の出発点となった。後の荘園公領制への道を開いた。
参考文献
- 『続日本紀』聖武天皇紀