概要
石室内に四神図・天文図・十二支像が描かれた壁画古墳。天井の天文図は現存する世界最古の本格的星図とされ、中国式の星座配置で約350個の星が金箔で表現されている。2000年の特別公開で全貌が明らかになった。国宝。
歴史的背景
高松塚古墳と同時期に築造された壁画古墳。被葬者は高位の皇族・貴族と推定される。天文図の精度は唐代の天文学の知識が日本に伝わっていたことを示す。
地形・地理的特徴
明日香村阿部山の南斜面に位置する小円墳。高松塚古墳の南方約1キロにあり、飛鳥地域の皇族・貴族墓域の一角を占める。
歴史的重要性
世界最古級の天文図として天文学史上も重要。四神図は高松塚と並ぶ古代絵画の傑作。壁画の保存・修復技術の開発にも貢献し、文化財保護の在り方に一石を投じた。
参考文献
- 奈良文化財研究所
- 文化庁