概要

律令国家は都と地方を結ぶ幹線道路(官道)を整備し、約30里(約16キロ)ごとに駅家を設置。駅馬が配備され、公文書の迅速な伝達を可能にした。道幅は大路で約12メートル、中路で約9メートルと広大。現代の直線道路の先駆。

歴史的背景

大化の改新で示された中央集権国家の建設には、都と地方を結ぶ迅速な情報伝達網が不可欠であった。唐の駅伝制度を模範として整備された。

地形・地理的特徴

畿内から七道(東海道・東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道)に通じる幹線道路網。直線的な道路が丘陵を切り通し、湿地を盛土して建設された。

歴史的重要性

律令国家の統治インフラとして不可欠な制度。官道の直線的ルートは後世の街道の基盤となった。駅家遺跡の発掘により古代の交通システムの実態が解明されつつある。

参考文献

  • 『延喜式』
  • 木下良『古代駅制の研究』