概要

乙巳の変後、孝徳天皇のもとで実施された一連の政治改革。646年の改新の詔により、公地公民制、班田収授法、租庸調制、国郡里制の導入が宣言された。中国の律令制度を範に中央集権的国家体制の構築を目指した。

歴史的背景

唐の律令制度を模範とした国家改革。蘇我氏打倒により改革を阻む勢力が除かれ、中大兄皇子・中臣鎌足を中心とする改革派が主導権を握った。

地形・地理的特徴

改新政権は難波長柄豊碕宮(大阪市中央区付近)に遷都。上町台地北端の大阪湾に面した立地は、国際的な港湾機能と外交を重視した政権の姿勢を反映する。

歴史的重要性

日本の律令国家への転換の出発点。公地公民制は豪族の私有地・私有民を否定し、天皇中心の国家体制を志向した。後の大宝律令による律令制完成への道筋を開いた。

参考文献

  • 『日本書紀』孝徳天皇紀