概要
中大兄皇子と中臣鎌足が飛鳥板蓋宮で蘇我入鹿を暗殺した政変。三韓の使者を迎える儀式の場で、中大兄皇子自ら入鹿を斬殺。翌日、父の蘇我蝦夷も邸宅に火を放ち自害。半世紀にわたる蘇我氏の専権体制が崩壊した。
歴史的背景
蘇我蝦夷・入鹿父子は天皇を凌ぐ権勢を振るい、山背大兄王一族を滅ぼすなど専横が極まっていた。中大兄皇子と中臣鎌足は密かに打倒計画を練り、実行に移した。
地形・地理的特徴
飛鳥板蓋宮は飛鳥川沿いの平地に位置する天皇の宮殿。周囲を丘陵に囲まれた盆地状の地形で、宮殿内での暗殺劇は外部からの介入が困難な閉鎖的空間で行われた。
歴史的重要性
大化の改新の直接的契機。蘇我氏専権の打破により、天皇中心の中央集権国家建設が始まった。中臣鎌足は後に藤原姓を賜り、藤原氏の祖となる。日本政治史の転換点。
参考文献
- 『日本書紀』皇極天皇紀