概要

唐太宗・李世民の治世。魏徴・房玄齢・杜如晦ら賢臣を登用し、諫言を奨励する開かれた政治を行った。律令制度を完成させ、三省六部・科挙・均田制・府兵制を整備。東突厥を滅ぼし「天可汗」の称号を得た。

歴史的背景

玄武門の変で即位した太宗は、正統性への疑念を払拭するため善政に努めた。「水は舟を載せ、また舟を覆す」(民は国を支え、また滅ぼす)との認識で民本政治を実践。

地形・地理的特徴

長安を中心に整備された駅伝制度が帝国全土を結び、律令制度が隅々まで機能した。関中平野の農業生産と大運河による江南物資の供給が経済的安定を支えた。

歴史的重要性

中国歴代王朝の理想的統治モデル。後世の皇帝はすべて貞観の治を範とした。国際的にも長安は世界最大の都市となり、シルクロード交易の黄金期を迎えた。

参考文献

  • 『貞観政要』呉兢
  • 『旧唐書』太宗紀