概要

蘇我馬子が発願し建立した日本最古の本格的仏教寺院。百済から派遣された寺工・瓦博士などの技術者が建設に従事。止利仏師作の飛鳥大仏(釈迦如来像)が安置された。塔を中心に三金堂が配置される飛鳥寺式伽藍配置。

歴史的背景

丁未の乱で物部氏を滅ぼした蘇我馬子が、仏教興隆と蘇我氏の権威誇示のために建立。百済の技術支援を全面的に受け、瓦葺きの本格的伽藍が初めて日本に出現した。

地形・地理的特徴

飛鳥の中心部、飛鳥川右岸の平地に位置。蘇我氏の邸宅に近く、甘樫丘を望む開けた土地。ヤマト王権の政治的中心地に隣接する。

歴史的重要性

日本最古の本格的寺院として仏教建築の出発点。飛鳥大仏は日本最古の仏像(重要文化財)。寺院建築・瓦生産・金属工芸など大陸技術の移転拠点となった。

参考文献

  • 『日本書紀』崇峻天皇紀
  • 飛鳥寺