概要
新羅の法興王(在位514-540年)が律令を頒布し、骨品制を公的制度として整備した。聖骨・真骨・六頭品〜一頭品の身分序列で、就任可能な官位、住居の大きさ、衣服の色まで細かく規定した。王位は当初聖骨のみが就くことができ、聖骨の断絶後は真骨が王位を継いだ。
歴史的背景
新羅は朴・昔・金の三姓が交代で王位に就く初期の体制から、金氏が王位を独占する体制に移行。その過程で血統に基づく厳格な身分制度が確立された。インドのカースト制と比較されることもある。
地形・地理的特徴
慶州盆地の限られた空間に王族・貴族が集住する都市構造。骨品制は慶州を中心とした閉鎖的な支配体制を反映し、地方豪族を体系的に序列化する統治機構でもあった。
歴史的重要性
新羅社会の根幹をなす制度であり、約400年間機能した。しかし骨品制の硬直性は有能な人材の登用を阻み、9世紀以降の新羅衰退の一因となった。六頭品出身の知識人が唐に留学して新思想を持ち帰り、新羅末期の変革を促した。
参考文献
- 三国史記
- 三国遺事