概要
北魏の孝文帝が均田制(国有地を農民に均等配分する制度)を施行。隋唐で府兵制(農民に土地を与え兵役を課す制度)と組み合わせて完成。租庸調制(税制)と三位一体で律令国家の経済的基盤を形成。
歴史的背景
五胡十六国の混乱で旧来の土地所有秩序が崩壊。国家が直接農民に土地を配分することで税収と兵力を確保する制度として考案された。
地形・地理的特徴
華北平原は五胡十六国の戦乱で荒廃し、無主の土地が広大に存在した。均田制は荒廃地の再配分により農業生産を回復し、府兵制は農民兵を基盤とする軍事組織。
歴史的重要性
隋唐律令体制の経済的基盤。日本の班田収授法のモデルとなり、東アジアの律令国家に共通する制度基盤を提供。安史の乱後に崩壊し両税法に移行。
参考文献
- 『魏書』食貨志
- 『隋書』食貨志