概要

南朝宋の数学者・天文学者の祖沖之が円周率を3.1415926〜3.1415927の間と算出。これはヨーロッパが同精度に到達する約1000年前の業績。また大明暦を編纂し、歳差の概念を暦法に導入した。

歴史的背景

中国数学は『九章算術』以来の実用数学の伝統があり、暦法の精密化のために高度な計算が必要とされた。祖沖之は劉徽の円周率計算をさらに精密化した。

地形・地理的特徴

南朝の建康を拠点に活動。江南の安定した政治環境が学術研究を可能にした。

歴史的重要性

世界数学史上の画期的業績。小数第7位までの正確な円周率は約1000年間世界最高精度を誇った。月のクレーター「Tsu Chung-Chi」に名を残す。

参考文献

  • 『隋書』律暦志
  • 『南史』祖沖之伝