概要
日本最大級の貝塚遺跡。北貝塚(縄文中期)と南貝塚(縄文後期)からなる直径約140メートルの環状貝塚。竪穴住居跡、墓壙、土器・石器・骨角器が大量に出土し、縄文時代の生活実態を総合的に示す。
歴史的背景
縄文海進により東京湾が拡大し、沿岸部に豊かな干潟が形成された。貝類・魚類の安定的な供給が長期にわたる大規模集落の維持を可能にした。
地形・地理的特徴
下総台地の標高約30メートルの台地上に位置。東京湾に注ぐ都川の支流沿いにあり、当時は遺跡近くまで海水が入り込んでいた。豊富な貝類資源と台地上の森林資源を利用できる好立地。
歴史的重要性
日本最大級の貝塚として、縄文時代の生業・社会構造の解明に不可欠。加曽利E式土器・B式土器は全国的な編年の基準となっている。2017年に国の特別史跡に指定。
参考文献
- 千葉市立加曽利貝塚博物館
- 文化庁