概要
東晋末〜宋初の詩人・陶淵明(陶潜)が「帰去来兮辞」で官界からの離脱を宣言。「桃花源記」で理想郷を描き、「飲酒」「帰園田居」など田園生活の詩を多数残した。
歴史的背景
門閥貴族社会の腐敗と王朝交替の混乱に嫌気がさし、下級官僚を辞して隠棲。「五斗米のために腰を折ることを為さず」と述べたとされる。
地形・地理的特徴
廬山の北麓、鄱陽湖畔の田園地帯。陶淵明は官を辞して故郷の栗里に隠棲し、田園での自給自足の生活を詩に詠んだ。
歴史的重要性
中国田園詩の祖。隠逸文学の最高峰として後世の詩人(李白・杜甫・蘇軾)に大きな影響。「桃花源」は理想郷の代名詞として東アジア文化に定着。
参考文献
- 『陶淵明集』
- 『宋書』陶潜伝