概要

朝鮮半島から渡来した秦氏が山城国を中心に大規模な開発を行った。養蚕・機織り技術に優れ、「秦」の名は機織り(はた)に由来するとも。広隆寺を氏寺として建立し、弥勒菩薩半跏思惟像(国宝第一号)を安置。

歴史的背景

秦氏は5世紀頃に大規模に渡来した氏族で、数万人規模ともいわれる。技術力と経済力でヤマト王権に貢献し、各地の開発に従事した。

地形・地理的特徴

山城国葛野郡(現在の京都市右京区太秦周辺)。桂川東岸の扇状地で、灌漑整備により水田開発が可能な地形。嵐山から流れ出る桂川の水利が開発の鍵となった。

歴史的重要性

古代日本最大の渡来系氏族として、経済・技術・文化の発展に多大な貢献。広隆寺の弥勒菩薩像は日本彫刻の最高傑作。後の平安京の立地選定にも秦氏の開発が影響。

参考文献

  • 広隆寺
  • 太秦資料