概要
匈奴の劉聡率いる前趙軍が洛陽を攻略し、懐帝を捕虜とした(永嘉の乱)。316年には長安も陥落して愍帝も捕えられ、西晋は完全に滅亡。華北は異民族支配下に入った。
歴史的背景
八王の乱による国力の疲弊に乗じ、匈奴の劉淵が漢(前趙)を建国。華北の漢族は抵抗力を失い、流民が大量に江南へ移住する「衣冠南渡」が始まった。
地形・地理的特徴
洛陽は平野部にあり、八王の乱で防衛力が弱体化していた。匈奴の騎馬軍団は華北平原を快速で南下し、城壁が損傷した洛陽を容易に攻略した。
歴史的重要性
中華文明の中心が華北から江南へ移動する画期的転換点。以後約270年にわたる南北分裂時代が始まり、江南の開発が本格化した。漢民族と遊牧民族の融合が始まる。
参考文献
- 『晋書』懐帝紀
- 『資治通鑑』