概要
イラン系のソグド人はシルクロード交易の最も重要な担い手であった。サマルカンド、ブハラ、ペンジケントを拠点に、絹・ガラス・金属製品・香料を扱う広域交易ネットワークを構築。ソグド語はシルクロードの国際語として機能し、突厥帝国の外交文書にも使用された。
歴史的背景
ソグディアナは地理的にシルクロードの中継点に位置し、東西南北の交易路が交差する要衝であった。ソグド人は定住的な都市民でありながら遠距離交易にも従事し、中国内陸部にもコロニーを形成した。
地形・地理的特徴
サマルカンドとブハラを中心とするザラフシャン川流域のオアシス地帯。タクラマカン砂漠のオアシス都市群、中国の長安、インドまでを結ぶ広域交易路のハブとして機能した。
歴史的重要性
古代・中世のグローバル経済の中核的担い手であり、東西文化交流の実質的な媒介者。宗教(仏教・マニ教・ゾロアスター教・キリスト教)の伝播にも貢献。ソグド語からウイグル文字、さらにモンゴル文字・満州文字が派生した。
参考文献
- Étienne de la Vaissière, Sogdian Traders, 2005
- Judith Lerner & Nicholas Sims-Williams (eds.), Silk Road Studies VII, 2001