概要

後漢の班超が西域都護として31年間にわたり中央アジアを経営。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の名言で知られる。匈奴の勢力を排除し、シルクロード交易を復活。部下の甘英をローマ帝国(大秦国)に派遣した。

歴史的背景

前漢の武帝以来の西域経営は王莽の時代に中断していた。後漢の明帝が西域への再進出を開始し、班超が圧倒的な外交手腕でオアシス諸国を再び漢に服属させた。

地形・地理的特徴

西域はタクラマカン砂漠を中心とする乾燥地帯で、天山山脈の南北にオアシス都市国家が点在。班超はわずか36人で出発し、外交と軍事を駆使して50カ国以上を服属させた。

歴史的重要性

シルクロードの東西交易を再活性化。甘英の大秦国(ローマ)派遣はペルシア湾まで到達し、古代における東西世界の接近を示す。班超の兄・班固は『漢書』を編纂。

参考文献

  • 『後漢書』班超伝
  • 『漢書』西域伝