概要
完新世最大級の火山噴火。噴出物の総量は約150立方キロメートルと推定される。火砕流は薩摩半島・大隅半島を覆い尽くし、火山灰(アカホヤ火山灰)は東北地方まで降下。南九州の縄文集落は壊滅した。
歴史的背景
南九州は縄文早期に上野原遺跡に代表される先進的な文化を育んでいた。この大噴火により南九州の人口は激減し、文化的空白が生じた。
地形・地理的特徴
薩摩半島の南方約50キロの海底に位置する巨大カルデラ。噴火により直径約20キロのカルデラが形成された。火砕流は海を渡り、南九州の広範囲を壊滅させた。
歴史的重要性
南九州の縄文文化を壊滅させ、数百年にわたる無人化をもたらした。アカホヤ火山灰は考古学の重要な年代指標として利用される。噴火後の南九州への再移住は文化伝播の研究にも重要。
参考文献
- 産業技術総合研究所
- 町田洋・新井房夫『火山灰アトラス』