概要
紀元前260年、秦と趙が上党の帰属をめぐり激突。趙の老将廉頗は持久戦を選んだが、趙王は趙括に交代させた。秦の白起は偽退却で趙軍をおびき出し、46日間の包囲の末に趙軍約40万を降伏させた後、坑殺(生き埋め)にしたとされる。古代世界最大級の殲滅戦。
歴史的背景
戦国末期、秦は六国のうち最大のライバルである趙との決戦を迎えた。趙は名将廉頗の防御戦略で持ちこたえていたが、秦の離間策(反間計)により経験不足の趙括に将軍が交代された。「紙上談兵」(机上の空論)の故事の起源。
地形・地理的特徴
長平は山西省高平市付近の太行山脈西麓の盆地。山間の隘路は大軍の展開を制限し、秦将白起は趙軍を包囲して退路を断つ地形を利用した。
歴史的重要性
趙の軍事力を壊滅させ、秦の六国統一を事実上確定させた。古代戦争史上最大の殲滅戦として知られ、秦の軍事的圧倒性を示した。白起は中国四大名将の一人とされる。
参考文献
- 『史記』白起王翦列伝
- 『戦国策』