概要
ISISに忠誠を誓う実行犯がパリの6カ所を同時攻撃。バタクラン劇場ではイーグルス・オブ・デス・メタルのコンサート中に銃撃が行われ、89人が死亡。スタッド・ド・フランスでは仏独サッカー親善試合中に自爆テロ。計130人が死亡、約350人が負傷した。
歴史的背景
2015年1月のシャルリー・エブド襲撃に続くフランスへの攻撃であった。フランスのシリア・イラクでのISISに対する空爆への報復とされた。実行犯の多くはベルギーのモレンベーク地区を拠点としていた。
地形・地理的特徴
パリの10区・11区のレストラン・カフェ、スタッド・ド・フランス(サン=ドニ)、バタクラン劇場が同時攻撃の標的となった。パリの夜の社交・文化空間が狙われた点が衝撃を与えた。
歴史的重要性
フランスは非常事態を宣言し、シリアへの空爆を強化した。ヨーロッパの安全保障・情報共有体制の不備が露呈し、EU域内の国境管理の議論を加速させた。2015年の欧州難民危機と相まって、極右ポピュリズムの台頭を助長した。
参考文献
- フィリップ・ランソン『回復 バタクラン生存記』