概要

チュニジアのジャスミン革命に触発され、2011年1月25日からタハリール広場で大規模な反政府デモが開始。「パンと自由と社会正義と人間の尊厳を」のスローガンのもと、18日間にわたる抗議の末、2月11日にムバラク大統領が30年の独裁を終え辞任。その後のムルシー政権を経て、2013年にシーシーによる軍事クーデターが起きた。

歴史的背景

ムバラク政権下の非常事態法の恒久的適用、治安機関の横暴、経済的不平等、高い若年失業率が長年の不満を蓄積させていた。チュニジアの成功がエジプトの若者に行動を促した。

地形・地理的特徴

カイロ中心部のタハリール広場(解放広場)は、エジプト博物館、アラブ連盟本部、政府機関に囲まれた巨大なロータリー。数十万人を収容可能な広さが大規模デモの舞台に適していた。カイロの交通の要衝であることが、占拠による政治的圧力を最大化した。

歴史的重要性

アラブ最大の人口を持つエジプトの革命は、アラブの春の象徴的事件。しかし民主化の試みは2013年の軍事クーデターにより挫折し、アラブの春の限界と困難を示す事例ともなった。ソーシャルメディアの政治的動員力を世界に示した。

参考文献

  • Khalil, A., 'Liberation Square: Inside the Egyptian Revolution'
  • Achcar, G., 'The People Want: A Radical Exploration of the Arab Uprising'