概要

朝のラッシュアワーにマドリードの通勤列車4本で10個の爆弾が爆発し、193人が死亡、約2,000人が負傷した。アルカイダに影響を受けたイスラム過激派グループの犯行であった。事件の3日後の総選挙でアスナール政権が敗北し、サパテロ政権がイラクからの撤退を決定した。

歴史的背景

スペインのアスナール政権はイラク戦争を支持し、有志連合に参加していた。テロの背景にはスペインの参戦への報復の意図があった。当初政府はバスクの分離主義組織ETAの犯行を示唆し、批判を浴びた。

地形・地理的特徴

マドリードのアトーチャ駅周辺の通勤列車4本が同時爆破された。人口密集地帯の主要鉄道ターミナルが標的とされた。

歴史的重要性

9/11後のヨーロッパで最も深刻なテロ攻撃の一つであり、テロが民主的な選挙結果に直接的な影響を与えた稀有な事例。ヨーロッパにおけるイスラム過激主義テロの脅威を痛感させ、EU内のテロ対策協力を加速させた。

参考文献

  • パドレイグ・ライリー『3月11日 マドリード爆破の内幕』