概要

21世紀最初の新独立国家。ポルトガル植民地から1975年に独立を宣言したが、インドネシアが即座に侵攻・併合。24年間の占領下で人口の約3分の1(10万〜18万人)が死亡したとされる。1999年の住民投票で独立を選択し、国連暫定行政(UNTAET)を経て2002年に正式独立。

歴史的背景

1974年のポルトガル革命後、東ティモールでは独立を求めるフレティリンが台頭。インドネシアのスハルト政権は共産主義化を懸念して軍事侵攻。国際社会は長く東ティモール問題を無視したが、1991年のサンタクルス虐殺の映像が国際世論を動かした。

地形・地理的特徴

ティモール島の東半分を占める山がちな島嶼国。中央部の山地(ラメラウ山、2,963m)が国土の大部分を占め、沿岸の狭い平野部に人口が集中。ティモール海の石油・天然ガス資源が独立国家の経済的基盤となった。

歴史的重要性

自決権と国際人道法の観点から重要な事例。シャナナ・グスマンとジョゼ・ラモス・オルタ(2006年ノーベル平和賞)の指導の下、平和的な独立を達成。しかし世界最貧国の一つとして経済的課題が残る。

参考文献

  • 国連記録
  • 東ティモール真実和解委員会報告