概要
1999年にオバサンジョ元将軍が民政移管後の初代大統領に就任し、約16年間の軍事政権が終結。ナイジェリアはアフリカ最大の産油国(日量約200万バレル)であり最大の経済大国(2014年にGDPで南アフリカを抜く)となったが、石油収入の腐敗した配分が貧富の格差を拡大させている。ニジェール・デルタの環境破壊は深刻。
歴史的背景
独立以降、ナイジェリアは軍事クーデターの繰り返しに苦しんだ。アバチャ将軍の独裁(1993-98年)での人権侵害とケン・サロウィワの処刑(1995年)が国際的非難を招き、民政移管への圧力が高まった。
地形・地理的特徴
ナイジェリアはニジェール川デルタの石油産出地帯と、北部のサヘル地帯、南西部のラゴス大都市圏という多様な地理を持つ。石油はデルタ地帯の環境破壊をもたらし、オゴニ族の抗議運動(ケン・サロウィワ)の背景となった。
歴史的重要性
アフリカ最大の人口(約2億人)を持つナイジェリアの安定は大陸全体の安全保障に直結する。「資源の呪い」の典型例であり、豊富な石油資源が逆に腐敗、格差、環境破壊を助長している。ノリウッド(ナイジェリア映画産業)は世界第2位の映画生産量を誇る。
参考文献
- Maier, K., 'This House Has Fallen: Nigeria in Crisis'
- Falola, T., 'A History of Nigeria'