概要

アレクサンドロス大王がバクトリア・ソグディアナに遠征。ベッソスを捕えた後、スピタメネスの率いるソグド人のゲリラ抵抗に約2年間苦しんだ。ソグディアナ・ロック(岩壁要塞)を攻略し、現地の王女ロクサネと結婚。マラカンダ(サマルカンド)を占領した。

歴史的背景

ダレイオス3世を追撃してペルシャ帝国の東方属州に入ったアレクサンドロスは、バクトリアの太守ベッソスがダレイオスを殺害して皇帝を名乗ったため、討伐に向かった。中央アジアの遊牧民の抵抗は想定以上に激しかった。

地形・地理的特徴

ヒンドゥークシュ山脈を越えてバクトリア(現アフガニスタン北部)に侵入し、ソグディアナ(現ウズベキスタン)まで遠征。山岳地帯とステップの境界で、遊牧民のゲリラ抵抗が最も困難な戦いとなった。

歴史的重要性

ヘレニズム文化の中央アジアへの伝播の契機。グレコ・バクトリア王国の先駆となり、ガンダーラ美術をはじめとする東西文化融合の基盤を作った。アレクサンドリア・エスカテ(最果てのアレクサンドリア)を含む複数の都市を建設。

参考文献

  • Frank Holt, Into the Land of Bones: Alexander the Great in Afghanistan, 2005
  • Arrian, Anabasis of Alexander