概要

パシュトゥーン系イスラム原理主義組織ターリバーンが1996年にカーブルを制圧し政権を樹立。女子教育の禁止、厳格なシャリーア法の施行で国際的に孤立。2001年の9.11テロ後、アメリカがアルカイダ掃討のためアフガニスタンに軍事介入。20年間の占領を経て2021年8月にターリバーンが再び政権を掌握。

歴史的背景

ソ連撤退後の内戦の混乱の中でターリバーンが台頭。パキスタンISIの支援を受け、秩序回復を掲げて急速に勢力を拡大した。オサマ・ビン・ラディンのアルカイダはターリバーンの庇護下でテロ活動を展開した。

地形・地理的特徴

アフガニスタンの大部分は山岳地帯で、国土の約75%が山地。パシュトゥーン人地域(南部・東部)がターリバーンの拠点であり、タジク人・ウズベク人の北部とは地理的・民族的に分断されている。

歴史的重要性

冷戦後の国際安全保障の最大の課題の一つ。アメリカの最長の戦争(20年間)は2兆ドル以上の費用と推定24万人の死者を出しながら、結局ターリバーンの復権で終わった。アメリカの中東・中央アジア政策の転換点。

参考文献

  • Ahmed Rashid, Taliban, 2000
  • Carter Malkasian, The American War in Afghanistan, 2021