概要
1991年8月の保守派クーデター未遂の失敗後、各共和国の独立が加速。12月8日にエリツィン(ロシア)、クラフチュク(ウクライナ)、シュシケヴィチ(ベラルーシ)がベロヴェーシの森で独立国家共同体(CIS)を宣言し、ソ連の消滅を決定。12月25日にゴルバチョフが辞任し、ソ連は正式に解体された。
歴史的背景
ゴルバチョフのペレストロイカとグラスノスチは体制の改革を目指したが、改革の制御を失い、バルト三国の独立運動、経済危機、民族紛争の噴出を招いた。8月クーデターの失敗でゴルバチョフの権威は決定的に失墜し、エリツィンのロシアが主導権を握った。
地形・地理的特徴
クレムリン宮殿の上からソ連国旗が降ろされ、ロシア三色旗が掲揚された。モスクワのホワイトハウス(ロシア最高会議ビル)が8月クーデター時のエリツィンの抵抗の拠点となった。
歴史的重要性
70年間続いた世界初の社会主義超大国の消滅であり、冷戦の正式な終結を意味した。15の独立国家が誕生し、国際秩序は根本的に変容した。フクヤマの「歴史の終わり」論が一時的に影響力を持ったが、その後の混乱は楽観論を裏切った。
参考文献
- サヒ・プラカーシュ『ソ連崩壊 1991年の12月の悲劇と勝利』