概要
1991年12月のソ連崩壊に伴い、中央アジアの五つのソ連構成共和国が独立を宣言。各国とも独立を積極的に求めたわけではなく、ソ連崩壊の結果として独立を余儀なくされた。ナザルバエフ(カザフスタン)、カリモフ(ウズベキスタン)らソ連時代の共産党幹部がそのまま大統領に就任した。
歴史的背景
スターリンの民族境界画定(1924年)により人為的に引かれた国境線がそのまま独立国家の国境となった。フェルガナ盆地のように複数の国にまたがる地域では民族的複雑性が問題となった。経済的にはソ連の計画経済に完全に組み込まれており、独立は急激な経済混乱をもたらした。
地形・地理的特徴
カザフスタン(世界第9位の面積)、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギスの五カ国がソ連崩壊に伴い独立。ステップ、砂漠、山岳、オアシスという多様な地形にまたがる。
歴史的重要性
中央アジアの国家がティムール朝以来約500年ぶりに独立した歴史的事件。しかし各国とも権威主義体制が続き、民主化は限定的。資源(カザフスタンの石油、トルクメニスタンのガス)をめぐる国際的な競争と、ロシア・中国・アメリカの影響力争いの舞台となっている。
参考文献
- Martha Brill Olcott, Central Asia's New States, 1996
- Alexander Cooley, Great Games, Local Rules, 2012