概要

1989年12月から民主化運動が始まり、1990年3月にモンゴル人民革命党が一党独裁を放棄。同年7月に初の自由選挙が実施された。ソ連圏の民主化の波の中で、モンゴルは血を流すことなく平和的に複数政党制民主主義に移行した。遊牧経済と民主主義の両立という独自の道を模索。

歴史的背景

ソ連のペレストロイカの影響と、東欧革命(1989年)の波がモンゴルに到達。若い知識人グループが民主フォーラムを結成し、スフバートル広場でハンガーストライキを行った。政府は流血を避けて交渉に応じた。

地形・地理的特徴

首都ウランバートルのスフバートル広場でデモが行われた。モンゴル高原の厳しい冬季にもかかわらず、市民が広場に集まり民主化を要求した。

歴史的重要性

旧ソ連圏で最も成功した民主化の一つ。人口約300万人の内陸国が安定した民主主義を維持し続けている点は注目に値する。鉱業(銅・金)を基盤とする経済発展と遊牧文化の保全の両立が現在の課題。

参考文献

  • Morris Rossabi, Modern Mongolia, 2005
  • Tom Ginsburg, Political Reform in Mongolia, 1995