概要

ベトナム共産党第6回大会でドイモイ(刷新)政策を採択。社会主義体制を維持しつつ市場経済を導入する「社会主義志向の市場経済」路線を開始。外国直接投資の受入れ、農業の脱集団化、民間企業の容認により経済成長を加速。GDP成長率は年平均6-7%を達成。

歴史的背景

戦後のベトナムは中央計画経済の下で深刻な経済停滞に陥っていた。カンボジア侵攻(1978年)による国際的孤立と中越戦争(1979年)の負担も加わり、改革は不可避であった。中国の改革開放が参考にされた。

地形・地理的特徴

ホーチミン市(旧サイゴン)は南ベトナムの経済中心地として市場経済の伝統を持ち、ドイモイ政策の最大の受益地となった。メコンデルタの農業地帯も自由化の恩恵を受け、ベトナムは米の純輸出国に転換した。

歴史的重要性

ベトナムの経済的再生の起点。貧困率は約60%(1990年代初頭)から約5%(2020年代)に劇的に低下。世界の社会主義国における市場経済導入の成功例として、中国の改革開放と並んで研究されている。

参考文献

  • ベトナム共産党大会記録
  • 世界銀行報告