概要

インディラ・ガンジー首相がシク教過激派指導者ジャルネイル・シン・ビンドランワーレーが占拠した黄金寺院に軍を投入。激しい銃撃戦で数百人が死亡し、アカール・タクト(シク教の政治的権威の座)が大きく損壊。この作戦への報復として同年10月31日、シク教徒の護衛兵がインディラを暗殺。その後デリーなどで反シク暴動が起き、推定3000人以上のシク教徒が殺害された。

歴史的背景

パンジャーブ州の自治権拡大を求めるアカーリー運動が過激化し、ビンドランワーレーが武装闘争を開始。黄金寺院を要塞化し、軍事介入以外の選択肢が失われていた。

地形・地理的特徴

アムリットサルのハルマンディル・サーヒブ(黄金寺院)はシク教最高の聖地。周囲を壁と水路に囲まれた要塞的構造を持ち、武装勢力が立てこもるのに適していた。

歴史的重要性

シク教徒とインド政府の関係に深い傷を残した事件。カリスターン(シク教徒独立国家)運動の激化を招き、パンジャーブは1990年代まで不安定な状況が続いた。1985年のカナダ航空機爆破事件(329人死亡)にもつながった。

参考文献

  • Mark Tully & Satish Jacob, Amritsar: Mrs Gandhi's Last Battle, 1985
  • Cynthia Keppley Mahmood, Fighting for Faith and Nation, 1996