概要

シンハラ人多数派政府とタミル人武装組織LTTE(タミル・イーラム解放の虎)の間で26年間にわたる内戦。LTTEの指導者プラバカランは自爆攻撃を体系的に使用し、海上戦力も保有。2009年5月にスリランカ軍がLTTEを壊滅させ内戦終結。推定8万〜10万人が死亡。

歴史的背景

1956年のシンハラ語のみの公用語法以来、タミル人は言語・教育・雇用において系統的に差別された。1983年のブラック・ジュライ(反タミル暴動)で約3000人のタミル人が殺害され、本格的な武装闘争が始まった。

地形・地理的特徴

スリランカ北部のジャフナ半島はタミル人居住地域の中心。東部沿岸部にもタミル人コミュニティが分布。島嶼国としての地理的制約が分離独立を困難にする一方、ジャングル地帯がLTTEのゲリラ戦に適していた。

歴史的重要性

自爆テロを組織的に使用した最初の武装組織としてLTTEは国際的な注目を集めた。インドのラジーブ・ガンジー首相暗殺(1991年)もLTTEの犯行。戦争終結後の和解と戦争犯罪の追及が現在も課題として残る。

参考文献

  • M.R. Narayan Swamy, Tigers of Lanka, 2002
  • Gordon Weiss, The Cage, 2011