概要

サムスン電子が1983年にDRAM事業に参入。当初は日本のメーカーに大きく遅れていたが、積極的な設備投資と技術開発により急成長。1992年に世界初の64Mb DRAMを開発し、DRAM世界シェア1位に。以後、メモリ半導体で世界市場を席巻し続けている。

歴史的背景

朴正熙政権以来の重化学工業化政策と、1980年代の半導体産業育成政策が基盤。李秉喆・李健熙父子が「半導体こそ未来」と確信し、赤字が続く中でも投資を継続する「逆張り投資」戦略をとった。

地形・地理的特徴

京畿道器興(現在の龍仁市)の丘陵地帯にサムスン電子の半導体工場が建設された。ソウル近郊で交通の便が良く、韓国有数の大学から技術者を確保しやすい立地条件がクラスター形成を促した。

歴史的重要性

韓国経済の屋台骨。サムスン電子の半導体売上は韓国GDPの約5%を占める。韓国を「IT強国」に押し上げた産業であり、台湾のTSMCとともに世界の半導体産業の二大勢力を形成している。

参考文献

  • サムスン電子社史
  • 韓国半導体産業史