概要
1970年3月15日から9月13日まで、「人類の進歩と調和」をテーマにアジア初の万国博覧会が開催された。77カ国が参加し、総入場者数は約6,422万人で当時の万博史上最多。岡本太郎の太陽の塔、月の石の展示、動く歩道やワイヤレステレフォンなど、未来技術の展示が話題を集めた。
歴史的背景
高度経済成長の絶頂期に開催され、日本のGNPが世界第2位になった直後であった。東京オリンピックに続く国家的プロジェクトとして、日本の技術力と文化を世界に示す場となった。丹下健三が会場の基本設計を担当した。
地形・地理的特徴
大阪府吹田市の千里丘陵に会場が建設された。なだらかな丘陵地を切り開いた約330ヘクタールの敷地に、岡本太郎の「太陽の塔」をはじめとする前衛的パビリオンが林立した。会場跡地は万博記念公園として現在も市民に利用されている。
歴史的重要性
日本の高度経済成長の象徴的イベントであり、戦後日本のテクノロジーへの自信を国際的に示した。太陽の塔は日本の現代美術の象徴となった。万博を機に大阪圏のインフラが大幅に整備され、千里ニュータウンの発展にも寄与した。
参考文献
- 『日本万国博覧会公式記録』
- 『太陽の塔』岡本太郎