概要

1967年にタイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・シンガポールの5カ国で設立されたASEANは、冷戦期の反共同盟から経済統合体へと発展。2015年にASEAN経済共同体(AEC)が発足し、物品・サービス・投資・熟練労働者の自由移動を目指す。ASEAN+3(日中韓)、RCEP(地域的な包括的経済連携)へと外延を拡大。

歴史的背景

冷戦期にはベトナム戦争・カンボジア紛争を背景に安全保障が主眼。1976年のバリ協和宣言で経済協力を強化。1997年のアジア通貨危機を契機に金融協力(チェンマイ・イニシアチブ)が始まり、「ASEAN Way」(内政不干渉・コンセンサス方式)が特徴的な意思決定様式として定着。

地形・地理的特徴

東南アジアの10カ国、人口約6.7億人、GDP合計約3.6兆ドルの地域共同体。太平洋とインド洋を結ぶマラッカ海峡、南シナ海という世界貿易の要衝に位置する地政学的に重要な地域。

歴史的重要性

EUに次ぐ規模の地域統合体として世界経済に大きな影響力を持つ。加盟国間の経済格差(シンガポールの一人当たりGDPはミャンマーの約50倍)の克服が課題。南シナ海問題では中国との関係で団結を試されている。

参考文献

  • ASEAN事務局報告
  • 地域統合研究