概要
スハルトが9月30日事件(1965年)を契機にスカルノから実権を奪い、「新秩序」(オルデ・バル)体制を確立。32年間の権威主義体制下で経済成長を実現したが、汚職・癒着・縁故主義(KKN)が蔓延。1998年のアジア通貨危機と民主化運動で退陣に追い込まれた。
歴史的背景
1965年の9月30日事件でインドネシア共産党(PKI)クーデタ未遂が発生。スハルトは共産党員とその支持者を大量虐殺(50万〜100万人と推定)して権力を掌握。反共を旗印に西側諸国の支持を獲得した。
地形・地理的特徴
ジャカルタを中心とするジャワ島が政治・経済の中枢。外島(スマトラ、カリマンタン、スラウェシなど)の石油・天然ガス・木材資源がジャワ中心の開発を支えた。
歴史的重要性
32年間の開発独裁は「アジアの奇跡」を実現する一方、人権抑圧と東ティモール占領で国際的批判を受けた。1998年の退陣後、インドネシアはアジア最大の民主主義国へと転換した。
参考文献
- スハルト自伝
- インドネシア現代史料