概要

毛沢東が15年でイギリスを追い越すと宣言し大躍進運動を発動。人民公社の設立と土法製鉄を推進。農業生産の水増し報告と農村からの過度な穀物徴発が大飢饉を招き、推定1500万〜5500万人が餓死した。

歴史的背景

ソ連モデルの重工業優先から脱却し、中国独自の社会主義建設路線を目指した。毛沢東は大衆運動の力で一気に工業化を達成できると信じたが、科学的根拠のない政策が破滅的結果を招いた。

地形・地理的特徴

人民公社は全国の農村に設置され、集団農業と土法製鉄(裏庭製鋼)が強制された。農村部が最も深刻な飢饉に見舞われ、河南・四川・安徽省の被害が特に甚大だった。

歴史的重要性

人類史上最悪の人為的飢饉。毛沢東は国家主席を辞任(共産党主席は維持)し劉少奇・鄧小平が経済を立て直した。毛沢東の権威低下が文化大革命の伏線に。

参考文献

  • 『墓碑—中国六十年代大饑荒紀実』楊継縄
  • 『毛沢東の大飢饉』ディケーター