概要
フランス、西ドイツ、イタリア、ベネルクス3国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)がヨーロッパ経済共同体(EEC)と欧州原子力共同体(ユーラトム)の設立条約に調印。関税同盟と共通市場の創設を目指し、「より緊密な連合」への道筋を示した。
歴史的背景
シューマン宣言(1950年)に始まる欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC、1951年)の成功を基盤に、経済統合をさらに深化させる構想であった。ジャン・モネの機能主義的アプローチ(経済統合を通じた政治統合)が理論的背景であった。
地形・地理的特徴
ローマのカンピドリオ(カピトリーノの丘)の元老院議場で条約が調印された。古代ローマの政治の中心であった場所でヨーロッパの統合条約が署名されたことに象徴的意味があった。
歴史的重要性
現在のEUの直接的起源であり、ヨーロッパ統合プロセスの最も重要な転換点。戦後のフランスとドイツの和解を制度化し、「ヨーロッパの平和プロジェクト」としての統合の基盤を確立した。
参考文献
- デズモンド・ディナン『ヨーロッパ統合の歴史 ますます緊密な連合へ』